飲食・小売店向けサービス「セルフオーダー」その3

平素より大変お世話になっております。
営業の岡崎です。
連日お天気の連休ですが、人混みを避けなければいけないのはつらいですね。
お出かけの際には事故だけではなく感染症対策にも十分お気を付けください。

さて、今回はセルフオーダーシステム特集の3回目
セルフオーダーシステムのデメリット」についてのご紹介です。

セルフオーダーシステムのデメリット

前回はセルフオーダーシステムのメリットとして

①ホールスタッフのコスト・注文の時間を減らせる
②オーダーミスが減る
③多言語対応が容易になる
④スタッフの教育が簡単に

という4点をご紹介しました。
では、セルフオーダーシステムのデメリットとは何なのでしょうか?

①お客様とのコミュニケーションの機会が減る
注文を取るために従来使っていた時間を短縮することは、
その時間を他の作業の時間に充てたり、人件費削減につながりますが、
従業員と来店されるお客様との接点が減る要因になります。
特に、注文時におすすめ料理を説明したりなど、接客に強みを持っている
店舗であれば、従業員の接客力を発揮する機会が減る可能性があります。
そのため、従業員とお客様の交流の接点が減ることで、従業員や接客が
気に入って来店する方の来店ペースが減ることもあります。

②客単価減少の可能性がある
セルフオーダーシステムは「注文数が増えるので客単価が上がる」という効果が
見込めますが、一方で客単価が減少しているケースもあります。
理由として、お客様とのコミュニケーションの機会が減るため、
アップセル(より高額な上位モデルをお勧めすること)や
クロスセル(別の商品もセットでお勧めすること)が出来ないことが主に挙げられます。
ただし、システムとして商品注文時に目立たせる機能などもあるため、
設定方法次第で解決することは可能です。
その他にも、人間が間に入ることで心理的に安いコースやメニューを注文しにくかったものが、
セルフオーダーシステムによって注文しやくすくなる点があげられます。
実際の例として、水がセルフオーダーシステムで注文できるようになったことで
ドリンクのオーダーが半分以下になったというケースもあります。

③機械特有のトラブル
セルフオーダーという特性上、お客様側に機械を設置するので乱暴に扱われる可能性が
あること、故障の可能性があることを十分に考慮しなければなりません。
端末自体のOS更新やフリーズなど、本来の業務と関係のない機械トラブルが発生する可能性も考えられます。
また、設定の変更やメニューの更新などは、店舗の方が行うことが多くなってきています。
店舗従業員の方で日常業務における運用やトラブル対応のための、
システムの担当者を決めていただくことがトラブル回避の方法のひとつになっています。

さて、2週に渡ってセルフオーダーのメリット、デメリットをご紹介しましたが
導入にはしっかり検討することをおすすめします。
セルフオーダーの導入を考える多くの場合は、人件費の削減を目的としています。
注意が必要なのは、人件費の削減は実現できたとしても
「トータルでのコスト削減になるとは限らない」ことです。
人件費削減や、メニューブック印刷費用の削減といったコスト削減要素がある一方で、
システム導入費用、タブレット費用、ネットワークなどの設備費などのハード費用が
確実に発生することや、客単価がダウンするという収益悪化要素もあるため
得られる利益がプラスになるかどうかは言い切れない部分があることは確かです。
そのため、セルフオーダー導入の際は、運用面までを相談できる販売店にご相談下さい。
もちろん弊社も運用面含めてのご相談と導入が可能です。

では、セルフオーダーにはハード機器のなにが必要なのでしょうか?
次回その4「必要機材と機器構成」で、詳しくご紹介します。

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