DXは「Digital Transformation(デジタルトランスフォーメーション)」の略語です。
DXは単なるデジタル(IT)化とは違い、デジタル技術を活用してビジネスプロセスやサービスを改善することを意味します。
近年DXが注目されている理由を3つ見てみましょう。
[2025年の崖]
経済産業省は、2025年までに既存システムの問題(複雑化やブラックボックス化)や経営改革、現場との調整などの課題解決ができなければ、DXの実現不可のみならず、年間最大12兆円の経済損失が生じる可能性があると、平成30年にDXレポートで発表しました。
(参照 経済産業省 DXレポート ~ITシステム「2025年の崖」克服とDXの本格的な展開~)
[新型コロナウィルスによる社会の変化]
コロナ禍で活発になった、テレワークやオンライン取引などに代表される、急速なデジタル化によって、多くの業界でDXを焦点とした動きが加速しました。
[海外IT企業による破壊的イノベーション]
「GAFA(ガーファ)」と呼ばれるGoogle、Amazon、Facebook、Appleを筆頭に、既存産業を大きく変化させるほどの力を持った海外のIT企業が世界で躍進しています。
これまでの当たり前を覆し、データとデジタルを活用した新たなサービスを展開することで、産業の構造を塗り替えているのです。
また、2023年にはGAFAの時代が終わりを告げ注目を集めているのは「MATANA(マタナ)」となっています。「MATANA(マタナ)」はMicrosoft、Amazon、TESLA、Alphabet(Google)、NVIDIA、Appleの6つの企業を表しており、それぞれが異なる分野で活躍しており、市場を牽引している企業になります。
上記の通りいまや企業が生き残り成長するためには、どんな業界においてもDXが避けて通れません。
次章はDX人材・デジタル人材の紹介です。