いつもお世話になっております。
インフラサポートチームの近藤です。
●はじめに
ここ数年増えているウイルス感染や振り込め詐欺の手口として、インターネットを見ている最中に突然セキュリティ警告が表示され、案内に従って行動してしまうとウイルス感染や振り込め詐欺の被害にあってしまうというパターンが増えています。
実際に体験してみないとどんな表示が出るのか分かり難いのですが、IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)が安全に体験出来る様に表示を再現したサイトを公開していますのでご紹介させて頂きます。
●偽セキュリティ警告(サポート詐欺)対策特集ページ
上記がIPAの偽セキュリティ広告の情報ページとなります。
体験ページも上記ページ内にあります。
この様な偽セキュリティ警告はWindowsDefenderやウイルスバスター等の有名セキュリティソフトの画面を装い、ウイルスに感染しているので対策が必要と警告してきます。
実際にはセキュリティソフトが警告を表示しているのではなくブラウザのポップアップ機能を使用して表示しており、ブラウザを終了させる事で一緒に終了する事が多いです。
ただし、ブラウザを閉じられない様にする為に全画面表示になり閉じるボタンを非表示にしてしまうパターンが多い様です。
悪質なネット広告として配信されている事が多く、広告ブロックを利用する事でも防ぎやすくなります。
※ただし、一部のサイトでは規約で広告ブロックの使用を禁止している場合もありますのでご注意下さい。
本物のセキュリティソフトとの違いとして、電話番号が表示されてそちらに連絡する様に促すという点があります。
本物のセキュリティソフトはウイルスを検知すると自動で隔離等の処置をしますのでサポートへの連絡を促す事は殆どありません。
また、偽セキュリティ警告は日本語がおかしかったり言葉の口調が強くやたらと派手な表示をする等、脅す様な表示になっているパターンも多いです。
※上記はリンクは偽セキュリティ体験ページのため安全なページとなっています。
体験ページは上記リンクボタンになります。
このページでは実際の偽セキュリティ警告と同じ様に簡単には閉じられない様な表示になりますが、一定時間後に自動で閉じる様になっています。
強制終了する手段をこちらのページで知っておくと偽セキュリティ警告が出た場合以外でも役に立つので覚えておくと良いと思います。
●おわりに
PCを使い慣れていないと突然セキュリティ警告が出てしまうと焦ってしまうかも知れません。
しかし、怪しい表示がどんな事か予め知っておいたり対処方法が分かっていれば冷静になる事が出来ます。
偽セキュリティ警告を見た事が無い方は一度上記のページを確認してみてはどうでしょうか。
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