いつもお世話になっております。インフラサポートチームの近藤です。
●はじめに
Windows10のサポート終了が近付いており、PCの入れ替えを進めている方も多いと思います。
あまり話題にはなっていませんが実は同時にOffice2016/2019のサポートも終了します。
今回はその件に関してお話させて頂きます。
●Officeのサポート期限が重要な理由
Officeと言うとOSと違いセキュリティに直接関わっている意識は無い方も多いかも知れません。
しかし、OfficeはインストールされているPCが多く、特に企業で導入されているソフトであるため、脆弱性やマクロ機能を悪用したウイルスが非常に多く存在します。
サポート期限が切れるとOSと同じ様にセキュリティアップデートが行われなくなる為、ウイルスへの感染リスクが高くなります。
最新のOfficeへの乗り換えを検討して頂く様お願いします。
●現在インストールされているOfficeのバージョン確認方法
現在インストールされているOfficeのバージョンが分からない場合は下記の方法で確認が可能です。
- Word/Excel等Officeアプリをどれでも良いので起動する
- 左側のメニューよりアカウントを開く
- 製品情報を確認

●使用しているOfficeが2016/2019の場合の対処方法
もし使用しているOfficeが2016/2019の場合はどうすれば良いでしょうか。
OSがWindows10で11へのアップデートも難しい場合はPCそのものの入れ替えを検討して頂く事をおすすめします。
現在新たにPCを購入した場合は付属のOfficeは基本的にOffice2024かMicrosoft365になります。
OSはWindows11にする事が可能だがOfficeは2016/2019である場合はOfficeの入れ替えを検討して頂く事をおすすめします。
買い切り版の場合はOffice2024になり、サブスクリプション版の場合はMicrosoft365となります。
注意点として、Office2024 Personalの場合、メールソフトのOutlook(classic)が付属しません。
2016/2019ではPersonalと同じ様にPersonalを購入するとOutlookが使えなくなりますのでご注意下さい。
代わりに2024ではPersonalでもPowerPointが使用出来る様になっています。
2016/2019ではHome&BusinessでないとPowerPointが使用出来ませんでしたので、Outlookは要らないがPowerPointは欲しいという方は割安になったとも言えます。
将来的にPC買い替えを検討していて長期的に使用しない場合はMicrosoft365を月額プランで契約したり、Web版Officeの使用を検討するのも良いでしょう。
Web版の場合、Microsoftアカウントが必須である事とブラウザ上からインターネット経由で使用するサービスとなりますが、無料で使用が可能です。
●おわりに
Windows10のサポート終了は大きな話題になっていますが、Officeのサポート終了ももう少し大きな話題にならないといけない注意事項だと思っています。
折角OSを11にアップデートをしてもOffice経由でウイルスに感染してしまっては意味がありません。
一度現在使用中のOfficeを確認して頂く事をおすすめします。
当社のユースウェア保守をご契約頂きますとリモートや訪問でのサポートが無償となります。
トラブル等でお困りであれば一度ご検討下さい。