平素より大変お世話になっております。
営業の岡崎です。
朝礼前の掃除の時間に、本社の敷地内でアマガエルさんを発見しました。
灼熱のアスファルトの上で干からびそうになっていたのを救出して、
少し水をかけた土の上へとお帰り頂きました。
名古屋市内の住宅地でカエルさんとお会いできるとは思わず、ほっこりしました。
さて、今回からこれからの台風シーズンに大忙しの
「UPS(無停電電源装置)」についてシリーズでご紹介していきます。
UPSとは
UPSとは、「Uninterruptible Power Supply、無停電電源装置」の略で、
停電などの電源障害が発生した場合にPCなどに電力を供給することで
業務を継続したり、安全にシャットダウンするための時間を稼いだりするための
装置のことです。
言葉のイメージとして間違われやすいのが、「UPSにPCを繋いでおけば、
停電時でも業務が続けられる」というものですが、UPSの役割はあくまでも
「停電時に機器を安全にシャットダウンする時間を稼ぐ装置」です。
UPSによって電力が供給されている間に使用しているファイルを閉じ、
機器を安全にシャットダウンすることが目的と言っていいでしょう。
停電のほかにも、一時的に電力の供給がカットされてしまうことは
実は日常業務の中にはよくあります。
例えば、人為的なトラブル。
一時的に大きな電力を使い過ぎてブレーカーが落ちてしまった、
配線に足を引っ掛けてコンセントが抜けてしまった、などという場合です。
このような業務中に発生しがちなトラブルでのデータの損失を防ぎます。
例えば、瞬電と呼ばれる瞬間的な停電。
瞬停は、日常で意識することはほとんどないですが電力会社による
送電ルートの切替などで年に数回のペースで発生しており、
タイミングが悪いとメモリのデータを消失したり、通信の切断などの障害の
原因になります。
UPSは瞬電への対策としても有効です。
また、UPSには「過電圧への対策」といった用途もあります。
代表例としては雷によって発生するサージ電圧への対策で、
バックアップ用の口とは別にサージ保護専用の口を持っている製品もあります。
このように、UPSには様々な用途があることがわかっていただけたと思います。
では、UPSには何を繋ぐべきなのでしょうか?
次回は第2回「たくさんあるオフィス機器、何を優先して繋ぐ?」をご紹介します。