ネットワークの脅威に是非UTMを!!

平素より大変お世話になっております。
営業の岡崎です。
日に日に蒸し暑さが増して、我が家の2匹の猫達もつらそうです。
飼い主のお財布にとっても24時間冷房をつけっぱなしはかなりつらい…。
愛すべきふわふわ達のために食費を削る毎日です。
今回は、今月に入ってから立て続けに商談がありました「UTM」をご紹介します。

UTMとは

UTMとはUnified Threat Management(統合脅威管理)の略称で
ファイアウォール、IDS/IPS、アンチウィルス、アンチスパム、Webフィルタリングなど
様々なセキュリティ機能を一つに集約させた機器を指します。
簡単に言ってしまうと「ファイアウォールのグレードアップバージョン」といったところでしょうか。
本来ならば複数の機能を導入・管理していく為に多くの手間やコストがかかりますがUTMなら一台で完結するので、管理・運用負荷の低減とネットワーク脅威管理の一元化が見込めます。

ファイアウォールだけではいけないの?

ネットワークセキュリティに対する意識が高い事務所様・企業様では既にファイアウォール専用の機器をご導入いただいている場合があります。
ファイアウォールとは「内部ネットワークに対する不正アクセスを防ぐ」システムです。
ファイアウォールの仕組みとしてデータの宛先部分の情報だけを読み取り、内部ネットワークにアクセス可能かどうかを判断しています。
つまりデータの宛先部分に異常がない場合は、どのようなデータもアクセスが可能となってしまいます。
そこでファイアウォールで検出できない異常を総合的に判断し、外部からも内部からも攻撃をブロックするのがUTMの役割です。
ファイアウォールだけではダメ、ということは言えませんがUTMだとより多くの脅威に対抗できると考えていただきたいです。

UTMのメリット・デメリット

では、UTMを導入するメリット・デメリットとはなんでしょうか?
UTM導入のメリットは、簡単に以下の通りです。

メリット①運用が楽になる

複数のセキュリティ機器をそれぞれ導入・管理するのは、なかなか手間もコストもかかります。
UTMは1台導入するだけなので、保守にかける時間と費用を抑えることができます。

メリット②1台で複数の対策ができる

様々なセキュリティ機能が1つに集約されていて1台で複数の対策が可能なので、セキュリティ機器のどれか一つだけを導入する
場合と比較してパフォーマンスはよいと言えます。

メリット③OSのセキュリティレベルに依存しない

セキュリティレベルがOSに依存してしまう、システム起動時にタイムラグが発生しセキュリティリスクがある、などの弱点がOS上で起動するセキュリティには存在しましたが、UTMにはOSの環境に依存しないため、いつでも安全に利用することができます。

一方、デメリットとしては以下のことが挙げられます。

デメリット①コストが高い

複数の機能が搭載されているため、ファイアウォールなどのセキュリティ機器単品と比べるとその分導入コストは高くなります。
また、それぞれの機能ごとに最新バージョンへのアップデートが必要になるため、ライセンス費用もかかります。

デメリット(2)機能ごとに最適なものを選ぶことができない

UTMに搭載されているセキュリティ機能は決まっているため、各機能ごとに組み合わせたり増減させることができません。
自社のセキュリティレベルに合った機能が搭載されているかを事前に確認する必要があります。

ネットワークの脅威も、それに対抗するセキュリティ機器も、日々進化しています。
うちのセキュリティってこれでいいのかな…
UTMってどうやって選べばいいの?
などのご相談はお気軽に弊社へお問い合わせください。

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